1. アイデアの背景
私たちのチームは「他の人の食べたいものがわからない」という課題を見つけ、これを解決するアイデアを考えてきた。
複数の人とご飯に行くとき、「何を食べたい?」と聞かれても「なんでもいい」などと答えてしまう。
しかし実際には何でもよくない場合が多い。
そうなってしまうのは、なんとなく食べたいものはあるけれどうまく表現できなかったり、自分が発現することに責任を伴う場合があって言い出しにくかったりするからである。
それでも、できるだけ皆の意見を反映させたお店を選べた方が私たちは幸せになれるはずである。
お店選びでほかの人が食べたいものがわかれば、話し合いなどで皆の意見を反映させることができるはずである。
よって私たちが提供したい価値は「他の人の食べたいものがわかること」である。
2. アイデアの概要
アイデアのコンセプトはお店選びを助ける掲示板である。
私たちのアイデアは目線カメラ、集音マイク、ガイドロボットの3つのセクションからなる。
① 興味のある内容には目線が向くことを利用し、目線カメラを用いて検索をかける。
② 検索結果から会話が始まったら集音マイクで会話内容を確認し、さらに候補を絞る。
③ ガイドロボットで最後の決定を後押しする。
3. コンセプトに対して得られたコメントとそれに対するチームとしての考え
・どちらかというと若者向けではないか
参加していただいた企業の方の中には自分はすぐに行く場所が決まるので、あまり必要がないかもしれないという意見を頂いた。これから、どんな人にニーズがあるのか、よりターゲットが使いやすい形状やデザインはどんなものかを掘り下げていく必要がある。
・観光用の案内板として使うのはどうか
今回のアイデアの提供価値は「他の人の食べたいものがわかること」なので、ピッチイベントでそこについて言及しなかったが、地下は迷いやすいため、案内するという内容は加えてもよいと感じる。
4. アイデアに対して頂いた意見とチームとしての考え
・年齢や性別を判断できるといい
確かにこれらを判断できれば予測がより正確になると感じる。
ただし、現行の技術では、サングラスをしていると年齢を間違われるなど、精度に不安があるため、今後よく検討する必要がある。また、目線に加えて表情も読み取れるようにしたらいいのではないかというアイデアが出た。
・ディスプレイが大きすぎるのではないか
ディスプレイが大きすぎると関係ない人に検索内容が見られやすくなり、個人情報などが見られてしまう可能性もあるため、大きさ、形状について再考する必要がある。
・映すものの内容によっては全く関係のないものに目線が向くのではないか
私たちのアイデアの胆は目線カメラで目線をとらえることであるので、映すものの内容には十分注意が必要であると考える。映す内容、画面の切り替わり方についてはまだざっくりとしか考えていないため、最適なものを考えていく必要がある。
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