愛知県の伝統産業を学び、考える 1Dayワークショップを開催しました。
フィールドワークを通して学び、伝統産業の中にある「新しいものづくり」について考える機会となりました。
今回の会場は、高浜市。
高浜市のある地域(愛知県の三州:三河国は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。
東海道に属する。三の大字を用いて参河国とも表記する。現在の愛知県東半部。)は、瓦の日本の3大産地だそうです。
未来マトリクスの法人会員様としてご支援いただいている三州野安株式会社の皆様に
丁寧にご案内いただき、充実した学びの機会を得ることができました。
瓦の素材を知るためにも、まずは、陶芸体験からスタートです。
それぞれの個性が出る作品が生まれました。
また、同時に、素材の持つ個性も知ることができました。
その後、高浜市やきものの里かわら美術館
にて素敵なレストランで、午前中の振り返りと午後からの鋭気を養いました。
午後は、伝統的な生産方法と近代的な生産方法を学びながら、新しい瓦の利用や捉え方について学びました。
<1日の流れ>
10時頃〜高浜港駅到着 町歩き
10時15分~陶芸体験
12時30分~ランチ&美術館見学
13時45分~鬼師さんの工房見学
14時30分~三州野安工場見学
15時45分~瓦の説明
16時15分~アイデアソン等
午後は、瓦を伝統的な工法を守る、匠の技を見せていただきました。
鬼師の皆様の想いや技術に触れ、学生たちも感化されていました。
世代の近い鬼師さんもいらっしゃり、また、長きにわたって活躍されている鬼師さんにもお会いでき、
刺激的なお話をたくさん伺えました。
(鬼師さんとは、魔除けや家内安全、無病息災、災害回避、商売繁盛、子孫繁栄など様々な願いを込められた鬼瓦をつくる職人さんのことです。)
工房に続き、最新鋭の機器を揃えられた三州野安様の工場をご案内いただきました。
大量生産の技術力と、そこに込められた工場の方々の一枚一枚への想いにふれました。
その後は、三州野安の神谷様より瓦についての講義をいただきました。
学生たちが体系的に三州瓦について学ばせていただく機会を頂戴し、
誠にありがとうございました。
ほとんど愛知県の出身者でしたが、
「初めて知った!」「イメージが変わった!」「もっと知りたいと思った!」という
学生の新たな発見につながりました。
その後、1時間ほどアイデアソンを実施。
「瓦のいいところ」「瓦のもったいないところ」を出し、
1日の中で感じたことを言語化。
その後、新しい瓦の使い方について各グループに分かれてアイデアを出し合いました。
アイデアに関しても、もっと深掘りしたい!という学生も多くいましたので
引き続き、考えていければと思っております。


今回も多大なるご協力をいただきました三州野安株式会社の皆様
誠にありがとうございました。
三州野安株式会社
(本社)
〒444-1323 愛知県高浜市田戸町二丁目2-44
TEL 0566-52-1148
FAX 0566-52-1500
http://www.noyasu.com/index.html
いつも、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
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