【報告】メッセラボ2019

学生の発想力と企業の技術力で、新しいモノづくりの実現を目指す!

「アイデアをアイデアで終わらせない!」製品開発ワークショップ

開催概要

https://www.messenagoya.jp

【日時】11月6日(水)〜9日(土)

【会場】名古屋市国際展示場 ポートメッセなごや

 (〒455-0848 名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地)

 


 

  一般社団法人未来マトリクスは、学生を起点としたオープンイノベーションによるモノづくりを目指す名古屋大学・共感工学ラボを母体として、新たに大学の垣根を超え、産業界・行政へとネットワークを拡大し、地域一体となった活動を展開すべく、名古屋大学工学部の宇治原徹教授を発起人として、2015年5月19日に設立しました。

 未来の視点を持つ学生と、中部エリアの企業が持つ高い技術力をつなぐ産学連携のモノづくりプラットフォームとして、様々な試みを行っています。

 

2016年度からは、「具現化ソン」の進化版「メッセラボ」を、名古屋商工会議所と共催。

11月のメッセナゴヤにて、プロトタイプの展示と、製品構想プレゼンテーションを実施し、

オープンイノベーションによるモノづくりの実現にチャレンジいたします。

4年目となる本年のテーマは「オリンピック・パラリンピック」

学生の新たな発想と、最新の技術やIoT、AI、ビッグデータなど様々な手法を組み合わせ、

次世代の旅行アイテムのアイデアを創出・提案し、学生と企業とともに製品化を目指します。

会期中、出展者ブースの皆様へ「技術インタビュー」と題して、

創出されたアイデアの技術背景を構築するためのインタビューを行い、

連絡通路では、学生と企業の連携によって生まれた製品アイデアやプロトタイプを展示・紹介いたしました。

 

また、「オープンイノベーションセミナー」では、

名古屋大学の石黒祥生特任准教授から、

オープンイノベーションの可能性を講演いただきました。




メッセラボで展示したアイデア概略 

 <名称>AKARI:論文を要約し、図式化するソフトウェア

(メンバー:名古屋大学経済学部4年1名、名古屋大学情報学部1年3名)

・着想のきっかけ

多くの論文を読もうとしたが、そのほとんどは英語で、かつ長いものでした。結局多すぎて読む気がなくなってしまったという経験から、もっと論文を短くまとめ、わかりやすく図式化するソフトウェアを作ってしまおうと考えた。

 

<名称>お天気てんとう虫:自分の街の天気予報を色でお知らせするキット

(メンバー:名古屋大学経済学部4年1名、名古屋大学情報学部1年2名)

・着想のきっかけ

小学生低学年は、テレビや新聞、ネットで天気予報を調べられない。自分の街の天気がライトの色によって変わることで自分で天気が判断できるようになる。また、簡単なプログラミングを自分自身でできるようにすることで、プログラミング教育効果も期待できる。


 <名称>リトマス:海外旅行で水の安全性が判別できるキット

(メンバー:名古屋大学経済学部4年1名、金城学院大学国際情報学部3年、愛知県立芸術大学3年、名古屋大学情報学部1年1名)

・着想のきっかけ

海外旅行に行くと飲料水が安全か分からず、腹痛が心配で旅行中に安心できない。そこで、塩素の有無(消毒をしているか?)や硬度(軟水・硬水)が簡単に判別でき、旅行にも持ち運びしやすいキットを考えた。旅が楽しくなるようデザインにもこだわっている。

 

 <名称>SeeSaw(シーソー):迷子になった子どもが保護者と会えるシステム

(メンバー:名古屋大学経済学部4年1名、名古屋大学経済学部3年2名、名古屋大学情報学部1年3名)

・着想のきっかけ

広い場所で迷子になる子どもがいる。親が子どもを探すことが一般的だが⇄迷子の子どもが親を探す仕組みを考えたいと思った。ほかのサービスと区別するために「子どもが親を探したくなる」工夫をし、子どもが持ちたくなるデザインを探求している。

 

 <名称>応援グッズ:世界中と繋がりながら応援できるグッズ

(メンバー:名古屋大学経済学部4年1名、名古屋大学経済学部3年1名、金城学院大学国際情報学部3年1名、愛知県立芸術大学3年1名、名古屋大学情報学部1年1名)

・着想のきっかけ

オリンピックのチケットが高く、会場には行けそうにないが盛り上がりたい。自宅で一人でも、会社ででも、応援がもっと楽しくなるグッズを開発したい。特に心身の反応(音や心拍数など)で応援が盛り上がり、さらに他者とつながるグッズを模索している。

 

<名称>the Face:自分とそっくりな選手を発見できるシステム

(メンバー:名古屋大学経済学部4年1名、名古屋工業大学1年1名、金城学院大学国際情報学部3年1名、愛知県立芸術大学2年1名、名古屋大学情報学部1年1名)

・着想のきっかけ

パラリンピックがもっと盛り上がったらいいのに!自分と似た選手には共感して応援したくなるのでは?という点から、顔認証システムを使って、自分と似た選手をリコメンドするプログラミングを考案。パネル式にして街中で気軽に参加できる仕組みを検討中。

<名称>土の特色を活かしたい!

(メンバー:愛知県立芸術大学2年1名)

・着想のきっかけ

現在、大学で陶芸を学ぶ中で、土の地域ごとの特色や土の可能性を感じてきた。もっと、土に対する理解や認知が進めば、たくさんのアイデアやサービスに繋がると信じて、その可能性をプレゼン。

 


最終日には、学生より全力でプレゼンテーション。大勢の方に聞いていただき、ここからたくさんの縁がうまれてきました。
これからが楽しみです。