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名古屋大学 工学部
教授 宇治原 徹
「再び訪れてみたい街はどこですか?」
人の記憶には、理想や希望が潜んでいます。それらを紡ぎとることで、「未来」や「新たな価値」を探る作業を行いました。
その結果として、私たちは答えの一つを得ることができました。共感と協力。この共感と協力を活用することで、様々な道具やシステムを、より高機能にすることができ、同時に満足感を得られることに気づきました。
今後、私たちは共感工学のコンセプトに基づいた新たなモノづくりの価値観を実践していきます。
普段、学生と接している身として、世間の「学生」に対する評価が低いことを残念に思っています。学生を「社会人予備軍」としてみると、彼らは未熟かもしれません。
一方で、大人にはできない役割を担う存在として、大きな力を持っていると感じています。
実際、研究の現場で彼らは、教授である自分では得られない、驚くような気付きを得て、研究に大きく貢献してくれています。
学生の力を信じ、真に活躍する場を作ることが、我々大人の役目ではないか。そうすることで、我々は新たな気付きや可能性を得ることができるのではないか。
そうした思いで、私たちは「未来マトリクス」を立ち上げました。
一般社団法人未来マトリクスは、学生を起点としたオープンイノベーションによるモノづくりを目指す名古屋大学・共感工学ラボを母体として、新たに大学の垣根を超え、産業界・行政へとネットワークを拡大し、地域一体となった活動を展開すべく、2015年5月19日に設立されました。
未来マトリクスは、未来の視点を持つ学生と、中部エリアの企業が持つ高い技術力をつなぐ産学連携のモノづくりプラットフォームとして、様々な試みを行っています。
設立初年度である2015年度は、次世代の製品アイデアを提案する製品構想ワークショップ「具現化ソン」、提案されたアイデアと企業の技術力を結ぶ「アイデアと技術のマッチングピッチ」を中心に、通常はアイデア創出で頓挫してしまいがちな学生起点のプロジェクトを支援・具現化し、実証実験を行うところまでのサポート。
2016年度には、「具現化ソン」の進化版「メッセラボ」を、名古屋商工会議所と共催。さらに個別の企業の要望に応じたワークショップに取り組むなど、活動の幅はますます広がっています。
今後も未来マトリクスの活動理念に共感いただいている皆様とともに、オープンイノベーションによるモノづくりの実現に向け、さらなるチャレンジを行っていくことを宣言いたします。
未来マトリクスでは、名古屋大学共感工学ラボと連携し、画期的なモノを生み出すアイデア創出の方法論「共感工学」を取り入れて、多様な分野の学生と優れた技術力を持つ企業が共感し、未来のモノづくりにチャレンジする場を提供しています。
モノづくりというと「技術」のみをイメージしがちですが、モノを使う人々の生活や行動に着目し、新たなニーズに気づくためには「心理学」や「社会学」、アイデアを視覚化し、機能化させるには「デザイン」や「工学」というように、多様な視点で取り組むことが重要です。
そこに、日本の誇る技術力が加わって、はじめてモノが生まれます。
次の主軸となる新製品を生み出したい企業はもちろん、産学連携に取り組みたい、会社に新しい風を取り入れたい、自社の技術の活用場所を探している……etc.
東海エリアの様々な企業や学生が集まり、日々、モノづくりに取り組む未来マトリクスの活動に参加してみませんか?
非会員の方の見学も随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください!
代表理事
理事
設立時監事
顧問
事務局
学生メンバー
名古屋大学/名古屋芸術大学/椙山女学園大学/大同大学/愛知県立芸術大学/中部大学/愛知工業大学/ 南山大学/名古屋市立大学/中部学院大学/岐阜大学/豊田工業高等専門学校/専門学校HAL 名古屋/中京 大学/名古屋外国語大学/愛知淑徳大学(順不同)
15学校183名(2017/7/4時点)