・皆で食事場所を決めるとき、なかなか決まらない…
・お店を決めるとき「どこ行きたい?」と聞かれるのは困る…
検索不要でお店を決定!!お店選びの悩みを解決します。
未来マトリクスの第1回マッチングイベントを通じてうまれた開発プロジェクト「ソムリエ」さん。
学生チームに対して企業6社が協力し、開発に取り組んでいます。
現在、実機が完成し、名古屋市交通局との連携により名古屋市営地下鉄栄駅・金山駅にて実証実験を行いました。
【日時・場所】
《第1回》2016 年1 月15 日( 金)~17 日( 日)10:00~20:00 名古屋市営地下鉄名城線栄駅構内
《第2回》2016 年1 月22 日( 金)~24 日( 日)10:00~20:00 名古屋市営地下鉄名城線栄駅構内
《第3回》2016 年2月19 日( 金)~21 日( 日)11:00~20:00 名古屋市営地下鉄名城線金山駅 改札外
【実験内容】
《第1回》人数・時間に店舗を分類した場合、利用者が提示された店舗にいきたいと思うかどうかを検討。
《第2回》筐体についた学生がシステムを操作し、店舗をお勧めした場合店舗に行きたいと思うか、また操作する人がどの
ような基準で店舗を選択したかを調べた。
《第3回》第1回、第2回の集計結果を踏まえて、より行きたいと思った人が多く出た基準が正しいかを確認した。
①グループの人数が多くなるほど「どちらかというと行こうと思う」を選択する人が増える。
②年代が高くなるほど「行こうと思わない」を選択する人が多くなる。
③機械が提案するより、人が提案する方が、特に女性において、「行こうと思う」を選択する人が増える。
①特に、人数が多いグループにおいて、提案型サービスは有効と考えられる。
②年代が高い人には、より精度の高い提案が必要だが、若い人に対しては、今回の提案方法でも十分有効と考えられる。
③女性に対しては「服装」による情報を加味することで、提案の精度が飛躍的に向上すると考えられる。
お食事選定マスター ソムリエさんはグループ向けのサービスとして、すでに有効であるが、「服装」から情報をインプットする機能を付加することで、女性向けのサービスとしてもすぐに実用可能になると考えられる。
当面は、現バージョンをグループ向け製品として、展開すること、そして、「服装」情報の検知機能を付加するための開発を行っていきたい。
今回参加した「ソムリエさん」は名古屋市交通局様の" 地下空間の魅力を創造する" というテーマの元、複数人で飲食店を決める際の遠慮や煩わしさを問題として捉えていました。
その解決方法としてイメージが膨らんでいたのが、カメラやディスプレイを使って第三者が飲食店を決めてくれるシステムのデジタルサイネージでした。意外と身近に世の中を良くするチャンスは広がっていて、あとは何に気づいて、どう動けるかが重要だと思います。
また、弊社が参加したのは10 月後半からでしたが、1,2 週間でモノやシステムの仕様を決め、2 週間でモノの製作を仕上げ、11 月の後半には上前津駅でPR イベントが開催されました。厳しいスケジュールではありましたが、学生や各連携企業の方々が自社の強みを出し合いながら協力し合ってアイデアを具現化していくスピード感を感じました。
未来マトリクス様との活動は、気付きを増やし、チャンスやアイデアを広げられるスピード感のある取り組みでした。
今後将来的には、弊社も含めて企業の製品が普段の用途を超えて、「そんな使い方があったか!」と思えるようなモノが生まれてきて欲しいです。
未来マトリクスについては、コーテック社長の田母神様から宇治原先生を紹介して頂き、その主旨に共感しまして参加させて頂きました。
参加している中で一番強く考えさせて貰えたのは目線の違いです。
企業人としては、「ビジネスにするには」を当然考えてしまい、収益性はどうだろうとかいろいろなしがらみがあり、最終的な形にするまでに乗り越えなければいけないハードルがたくさんあります。
今回の取組みでは、学生さん達のアイデアを如何に具現化できるかを考えれば良いので適格なアドバイスができれば、学生さんのバイタリティーでどうにでもなるような感覚で協力することができました。
物を作ることの楽しさや難しさを、一緒に共有できたことが非常に面白く、興味深く参加させて頂きました。
ビジネスにおける新サービス/新製品の企画では、作る側(売る側)の想いが強く、他社差別化を意識しすぎて使い勝手が悪くなることがよくあります。
今回の、未来マトリクス(学生)においては、自分たち(ユーザー)が欲しいモノを素直に取りまとめてそれを実現しようとしているように見て取れます。
ユーザー目線を忘れてしまった我々企業人にとって非常に新鮮であり、参考になる&楽しい!です。
当初、企画を拝見して「おもしろい!」と感じました。いわゆる「検索機」ではなく、カメラを使った「提案ツール」とした点です。人数や予算やジャンルを入力してお店を絞り込むのではなく、案内板の前に立つだけで「このお店はいかがですか?」と素敵なソムリエがお薦めしてくれる。学生さんならではの楽しい発想だと思いました。
アイデアを形にするのは大変だったと思いますが、素敵な案内板が出来あがり、企画力とそれを形にするパワーに感動しました。
このような企画は今後ビジネスに繋がっていく素晴らしいアイディアです。
これからも若い力に期待をしております。